Webサイトのコンテンツ保存サービスに関する補足

プロバイダ責任制限法

 「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律[2001(平成13)年11月30日法律第137号]」が法律の正式な名称ですが、長すぎるのでよく使われている略称「プロバイダ責任制限法」とします。
 この法律の詳細に関しては、総務省のWebサイト をご覧下さい。


サービス利用申込人について

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Webサイトのコンテンツ保存サービスに関する運用細則
(申込人)
第5条 申込人は、申込するときはJCA-NET会員でなければならないものとし
   ます。
    また、本件サービスの利用申込をするWebサイトは、申込人が管理者
   であるWebサイトとします。
    尚、JCA-NET会員は自然人に限定されていますので、グループ・団体
   及び法人は申込人にはなれません。
  2)申込人が、本件サービスを利用するにはグループ・団体又は法人の承
   諾が必要と判断した場合には、別途定める所定の様式A03でグループ・
   団体又は法人の承諾書を添付して申し込むことが出来ます。
    但し、グループ・団体又は法人の承諾書を添付した場合でも、申込人
   は最終的な責任を負うものとします。
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 当社が、JCA-NETサービスとして提供しているWebサイトに関しては、「Web サイトの種類と設置方法」をご覧下さい。

 「個人Webサイト」に関する申込人は、限定されていますので、改めての説明はしません。

 「独自名称Webサイト」及び「独自ドメインWebサイト」に関する申込人について、JCA-NETサービスとの関係で以下に説明します。

 「独自名称Webサイト」及び「独自ドメインWebサイト」は、JCA-NET会員に提供するオプションサービスとなっており、「JCA-NET 入会申込・各種設定変更申込」から申し込んで頂きます。

 「独自名称Webサイト」及び「独自ドメインWebサイト」を申し込むときの「JCA-NET Web サイト開設申込書」のフォームには、下記の項目があります。
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【A】あなた (申込みをするひと) の JCA-NETユーザID:
【B】Web サイト設置責任者のお名前:

Web サイトの作業担当者 (管理者) (JCA-NET 会員にかぎります):

【C】 Web サイト作業担当者 (管理者(JCA-NET 会員にかぎりま) のお名前 (複数可):
【D】 Web サイト作業担当者の JCA-NET ユーザ ID (上記の作業担当者の JCA-NET ユーザ ID :
【E】請求先のお名前:
【F】請求先の JCA-NET ID (グループ契約の場合はグループ契約番号):
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※「Webパブリッシングサーバ」に開設する「独自名称Webサイト」及び「独自ドメインWebサイト」に関しては、【C】及び【D】の「Web サイト作業担当者」はJCA-NET 会員に限定されません。

 【E】及び【F】は、請求先に関する事項ですので、「Webサイトのコンテンツ保存サービス」の申込人にはなれません。

 【C】及び【D】は、「Webサイトのコンテンツ保存サービスに関する規約」第2条(用語の定義)の「更新者」です。「更新者」は、「Webサイトのコンテンツ保存サービス」の申込人にはなれません。
 尚、「JCA-NET Web サイト開設申込書」のフォームに記載されている「Web サイト作業担当者 (管理者(JCA-NET 会員にかぎりま) 」は、「Webサイトのコンテンツ保存サービスに関する規約」第2条(用語の定義)では、「更新者」としています。

 「Webサイトのコンテンツ保存サービス」の申込人になれるのは、【A】又は【B】ということになりますが、当社がサービス提供しているのはJCA- NET会員ですので、【A】の「あなた (申込みをするひと) の JCA-NETユーザID」の「利用者」に限定します。

規約第7条4号の(本件サービスの開始)について

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規約第7条4号
   (4) 申込人が、やむを得ない事由によりWebサイトの更新ができなくな
    り、本件サービスの開始を申し出た場合において、当社がこれを了承
    したとき。
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 規約第7条4号の「当社がこれを了承したとき」とは、以下の条件を想定しています。下記条件以外については、当社で検討いたします。

(a) グループ、団体又は法人用の独自名称Webサイト又は独自ドメインWebサイトを立ち上げた場合で、当該のグループ、団体又は法人が解散した場合。

(b) 特定の事柄に関する市民運動・市民活動用の独自名称Webサイト又は独自ドメインWebサイトを立ち上げた場合で、立ち上げた目的の特定の事柄が存在しなくなった場合、或いは当該の特定の事柄に関する市民運動・市民活動が解散した場合。

保存時のリンク切れ

 「Webサイトのコンテンツを無償で保存するサービス」では、サービス利用申込がされているWebサイトを、サービス開始時にJCA-NETサブドメイン archive.jca.apc.org に移して「保存」します。この「保存」作業ですが、サービス開始前の更新出来ていた領域に存在するWebサイトを株式会社市民電子情報網の担当者しか更新できない領域 archive.jca.apc.org にWebサイトのデータをまるごと複写し、元のWebサイトのデータは削除します。複写するときに、Webサイトの内容をチェックすることは作業として大変なので出来ませんし、出来ても検閲に相当する作業になることも考えられますのでしません。

 この「保存」により、いわゆる「リンク切れ」といった状態が起こります。

一つには、保存する前のWebサイトに他のWebサイトからリンクが張られていた場合に「リンク切れ」が起こります。
 リンクを張っていた場所(領域)にあったWebサイトがなくなるのですから、しかたがありません。同じところに残しておけば、「リンク切れ」は発生しませんが、残しておくと「どれが更新中のWebサイト」で、「どれが保存されたWebサイト」かという区別がつかなくなります。区別をする必要はないのでは、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、管理上の問題がありますし、「プロバイダ責任制限法」との関係で区別しなければならないと判断しました。

 もう一つは、保存するWebサイトの領域内でのリンクに対しても「リンク切れ」が発生する場合があります。

 ご存知とは思いますが、リンクをするときのリンク先の記述に「フルパス」という記述と「相対パス」という記述があります。
 このページの最初に「総務省のWebサイト」と記載して、プロバイダ責任制限法のページにリンクを張っています。このプロバイダ責任制限法のページへは「フルパス」でリンク先を指定しています。プロバイダ責任制限法のページは、今のところ (2003/10/01 時点)
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/top/denki_h.html です。この記述を「フルパス」といいます。

 これに対して、「相対パス」というのは「リンクするページは、ブラウザが表示しているページに対してどのような位置関係にあるか」ということを考慮して記述するものです。例えば、この「Webサイトのコンテンツ保存サービスに関して」のトップページ
http://archive.jca.apc.org/index.html には、「規約」とか「細則」のページにリンクを張っています。
 ブラウザで、「Webサイトのコンテンツ保存サービスに関して」というページを表示しているときに、「規約」というページはどのような位置関係にあるかといえば、同じディレクトリの中に存在していて  kiyaku.html というファイル名です。このような場合には、
./kiyaku.html とか
kiyaku.html と記述してリンクを張れば「規約」のページが表示されます。この場合、
http://archive.jca.apc.org/kiyaku.html という「フルパス」で記述しても表示されますが、「フルパス」で記述していると、最初の場合のように「保存」場所が変わると「リンク切れ」が起こります。

 出来るだけ「リンク切れ」を起さないように、同じWebサイト内へのリンクは「相対パス」で記述されることをお薦めします。